戦前の体制を美化し、憲法改正や教育改革などを進め「皇室を中心に同じ民族としての一体感をいだいた国づくり」を目指し、女性蔑視・民族差別・を容認し、仲間内で利益を分け合うような、いわゆる長老たちが担っている現在の政治の特徴を「おじさん政治」としたそのような政治を引き継ぐのか、その岐路に今立たされていることを説く。
今や働く人の約4割が非正規労働者になっている。弱者への切り捨て・差別・自己責任化する風潮が広がり、コロナ禍でさらに日本社会の脆弱さが露呈した。非正規労働者・発達障害をもつ人の貧困を取材した渾身のルポルタージュ。
向谷地 生良, 高橋 源一郎, 辻 信一, 糸川 昌成, 向谷地 宣明、べてるの家の人々2020年11月16日発行
本書p59『 岡崎祐二院長』は『岡崎祐士院長』の誤植でした。申し訳ございません
失敗や行き詰まりというものを大事にする文化、それを活かそうとする文化、だから、がっかりしている人を見ると「いやー今日のうなだれ方いいね、君も成長したね」ってなったり、「病気が良くなったら不安が増えた」という仲間には、「残念ながら回復したんだね、おめでとう」と言ったり、反転の文化に、このコロナの時代のような不確かな時代を生きる大切な何かがある、そのようなことを本書は述べる。
目次
はじめに
第一章 弱さの力
トークライブ「弱さの力」高橋源一郎×向谷地生良司会:辻信
対談「心の病を考える」糸川昌成×向谷地生良
心の病を考える
第二章 先進国から学ぶ
べてるのルーツを訪ねる旅
スリランカという?先進地?
第三章 回復
和解の時代
病態失認(Anosognosia)
対談 「弱さ」で読み解くコロナの時代
朝水 宗彦、オースティン ウザマ、郭 淑娟、周 暁飛、ペルラキ ディーネシュ、リシャラテ アビリム2020年10月発行
今村ゆき・文 東由希子・絵 2020年3月9日発行
最首悟著2019年12月発行
久保康彦、渡辺幸倫、鈴木涼太郎、中西大輔、井口詩織2019年3月14日発行
朝水宗彦、江村あずさ、韓 準祐、ペルラキ ディーネシュ、周 暁飛、郭 淑娟、凱 和、刘 姝秋、リシャラテ アビリム2019年02月19日発行
最首 悟 著2018年7月9日発行
花田昌宜・久保田好生2017年12月6日発行
多田治 編(一橋大学教授)2017年10月30日
池田理知子・伊藤三男編集 マンガ 矢田恵梨子を発行しました。2016年7月24日 発行
マーサ・ハニー著を発行しました2016年3月15日 発行